埼玉県立浦和高校が10日、同県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園で、学校行事の新入生歓迎マラソンを開催し、メディアに初公開した。男女別学が議論になる中、男子校の伝統行事を知ってもらうのが狙いだという。
体力増強などを目的に1951年から続く伝統行事。1080人の全校生徒のうち、部活動の大会やケガなどで不参加だった生徒を除く1~3年生845人が、園内のマラソンコースを走った。
1年生の高野遥斗さん(15)は「入学当初から、体育の授業で30分間走り続けた練習の成果が出て、目標より早くゴールできた。浦高生としていいスタートができたと思う」と話した。(杉原里美)